R-599 のスピーカーを駆動するパワーアンプです。前身のJR-599はごくオーソドックスなプッシュプル回路とドライバと前段アンプで構成されており、R-599では出力トランジスターなどは同じですが、音質や使いかってが随分改良されています。サーミスタでの温度補償はシリコンダイオードに修正、音声帯域を強調すべく初段とドライバとの結合はコイルを使った直列共振を利用しています。さらにCW時には近接キャリア音を消すためか、ダイオードでコンデンサーを追加して高域を落とすような修正が加わっています。