ICOMの1981年4月に発売されたソリッドステートトランシーバーの普及価格機のVCOで、133〜138MHzという高い周波数で製作されています。実際はこの出力を1/10にして、クリスタルの発振器とミックスされて1st Localとして使用しています。コルピッツ発振回路をFETで作成され、1PFという小さな値でバッファーのトランジスタに接続されています。バリキャップに繋がるコイルは電源からダイオードで繋がっていることから、温度補償の目的だろうと思われます。発振段の電源は22kと470uFという大きな時定数でフィルタされていますので、電源ノイズ対策だと考えられます。