YAESU の 1981年に発売されたトランシーバー受信部の回路です。
アンテナから入力された信号は送受信兼用の10種類のBPFを切り替えて、PINATTに入力されます。これは RF-AGCとして強入力に対するATTとして働いています。高周波増幅段はFETでなくバイポーラのトランジスタを2時歪みとダイナミックレンジ拡大に有利なプッシュプル回路で使い、しかも13.5Vという高い電源電圧で使って直線性を稼ぎ、抵抗で NFBをかけて使用しています。 IF は 73.115MHz として、73.265MHz〜103.11499MHzという高い1st Localを使って発振帯域をかせぎ、高帯域受信機を実現しています。 実際はBPFやIFのミキサなど送受共有するためのダイオードスイッチ回路が組まれていますが、簡略して記載しました。