YAESU が 1986年発売した HFトランシーバーの 100W PA部の回路です。
回路構成は ICOMと似ていますが、ベースバイアスにまず安定化電源を使い、その後 0.7V程度を生成する回路にしています。電源ノイズや変動をきらった設計だと考えられます。送信周波数は 30MHzまでなのでコレクターベース間の帰還で周波数特性を補正しているようです。出力変換トランスの特性からか、ファイナル部は高域の帰還を減らしているようで、帰還ラインにコイルが入っています。