KENWOOD として 1982年に発表した150KHzから30MHzまでの全帯域受信ができるトランシーバーの受信部です。FETをプッシュプルに使って最大出力レベルを上げると共に2次歪みを減らす回路構成をとっており、ソースにLOCAL信号を入れるようにして48.005MHzのアッパーIFにてフィルタリングします。
 この後3SK74のAGC付きIFアンプを設けていますが、強入力対策のためミキサの前にアンプを持たない構成は感度をぎりぎりに抑え妨害特性を重視した潔い設計だと思います。このトランシーバよりKENWOOD表記になっていますね。
以下の参考文書に全体の回路図が記載されています--------------------------