トランジスタ技術2023新年号のはなし
トランジスタ技術2023新年号のはなしとは
来年1月号ですが、12月9日発売でした。
今回 ¥1,200とちょっと高い気がしたのですが、おまけに「トラ技創刊号復刻版」と「国民的トランジスタ 2SC1815とは」..の2つがついているのでコスパは良いかと思います。
創刊号は1964年10月ですが、さすがに9歳の私はやっと学研のキットから「ラジオ屋」を目指した頃で、「トラ技」ではなく「初歩のラジオ」愛読者でした。まだ真空管ラジオ全盛で、ゲルマニウムラジオを作っていたころ、トランジスターはまだまだ高くて2石リフレックスラジオを作ったりしてました。ゲルマニウムトランジスターはVbe が0.2V程度と低いので3V程度の電池でよく動きましたが、後のシリコントランジスターが出てくると、Vbeが 0.6V程度と高いので、バイアス回路がそのままでは動かなくなったりして苦労しました。この附録は読み応えがあります。広告がそのままあるのが懐かしくて良いですね。
もう1つの 「..2SC1815とは」ですが、最近復刻版も出ているようで、SMD版(コンパチ)も入手可能なようです。最近の国民的トランジスタは高周波まで十分使えるので、昔の高周波は 2SA 低周波は 2SB といったゲルマ時代と違って、2SC1815で何でも使えますね。私の頃は ポピュラーなのは2SC372 でした。2SC458,2SC945なんかよく使いました。
本誌は創刊700号だそうで、内容も秋葉原・日本橋の発展、トランジスタ回路、GaNなどトランジスタ技術の名に恥じない内容です。
保存版としてどうでしょう?
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