ポータブルアンプを作ってみたはなし
ポータブルアンプを作ってみたはなしとは
ちょっと前、YAMAHAのステージ用アンプ内蔵スピーカーのジャンク(ツイーターとケースだけ)をヤクオフで入手して、余っていたウーハーを取り付けて、スピーカーとして音が出る様になったのですが、アンプ部分がないのでこのスペースにバッテリーと小型デジタルアンプを入れて、ポータブルのPAシステムを作ろうと、色々部品をチェックしてました。
前回書いたの AMAZONの1300円のアンプを入れようかと思いましたが、ちょっと消費電流が多いので電池でポータブルとして使うのはイマイチな感じでした。電源としては瞬停バックアップの機械に使っている12Vの完全密封型鉛蓄電池 12V 7.2AHを秋月電子から入手してありました。計算では 消費電流1A 程度なら5〜6時間は使えればいいかなと思いましたが、1,300円アンプでは無信号時でも数100mA 流れるので、やっぱりデジタルアンプでなくては難しいと思いました。
そこで見つけたのが、 AMAZON の2個で 990円のアンプボードで 1x 60Wと怪しいスペックのものです。
基板にのっているICは TPA3118 と書いてありますが、AMAZONのコメント欄にあるように本当のチップは TPA3111というモノラルのICであるようだ。ピン数も違うし、入力ピンの位置が違うのでおかしいなと思っていたらIC印刷変えてあるいわくものの様です。
実力をチェックすると、12V-8Ωではアイドル電流が 数10mA程度で、フルパワー10Wでも 500mA 程度、4Ω負荷でも 12V なら問題ない特性なので、ステレオで2個使っても 8Ω負荷なら1A以下の消費で済みそうなのです。
このアンプの入力は使い勝手を考えて XLR のバランス入力として、手持ちのST-71 と10kΩボリュームで変換して入力することにしました。出力は 6.3mmφジャックで、BOSE 101 などとフォーンケーブル1発で直接簡単につなげる様にしてみました。
ケースはAmazonの小型プラスチックケースで、バッテリーの大きさで決めました。
アルミ板の曲げ加工や穴あけ塗装など、配線より見栄えに手間が掛かりましたが、出来上がったのはこちら
初代iPodは電池が弱くなって、充電しながらではないと動かないので、ここだけポータブルで無かったのが笑える。
| 固定リンク
「アナログ」カテゴリの記事
- MIDAS Venice Mixerの修理(電源編)(2024.12.05)
- MIDAS Venice Mixerの修理(2024.12.04)
- 真空管のはなし(2024.05.21)
- パワーアンプ RAMSA WP-1200A の修理(2023.08.06)
- BOSE Power AMP 1701 の修理の話(2023.07.15)
コメント