デジタルミキサーの修理
デジタルミキサーの修理とは
最近のコロナ禍で、音響業界やサポート会社は仕事が減り大変だそうです。文化を保障する大事な仕事なのに、イベントはことごとく中止で転職をせまられる事態だそうです。ネットでも音響機器が格安で出展されるようになりました。
そんなおり、デジタルミキサーの修理をしました。YAMAHA 03D という古い機種で、当時数十万もする高級機ですが、最近データー入力のロータリースイッチの動きが渋く、使いにくいようです。動かしてみると確かに動きが変です。イコライザー画面でゲインを変えようと時計回りに回すのですが、ちっとも変わらない。ちょっと強めに押さえ込んで回すと時計方向に回すのにゲインが減ります。逆に反時計方向に回せばプラスに変わるのですが、ちょっと変ですね?
取説を探してチェックして見ても、「時計方向に回すと値が増えます」と書いてあります。これはロータリースイッチの劣化だなと考えて、パネルを開けてみました。両サイドのM4タッピングのネジを10本。背面の上側のM4タッピングを4本。手前下側の奥にある3本のM4ネジを外すと、制御パネルが手前に開きました。なかなかメンテナンスしやすい開きかたで、感心しました。
ロータリースイッチはサブフレームの鈑金に取り付けられていたので、アクセスは簡単でした。きっとここは修理しやすい目的で、パネル本体基板と分かれているのでしょう。
ちょうど外の仕事で使っている、アルプスの全く同じ形状のスイッチがあったので、交換して回してみるとバッチリです。回転方向も時計方向に回せば増えます。かなり付いていたスイッチは劣化していたと言うことですね。このスイッチは確か秋月電子で買ったやつですね、もしかして結構使いにくくて使っている 03D ユーザーさんいるのでは... と思いました。
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