故障の原因はやっぱりコンデンサー
2005年製の WiFiアクセスポイントの AirMacExpress が突然グリーンランプを点滅させて、故障モードの入った。この点滅は短い点滅で、比較的ゆっくりの点滅やオレンジの点滅は LANのアクセスを確立中などで、待っていればグリーンランプが付くので、待っていれば良いのだが、今回の早い点滅はいつまでたっても止まらない。
そもそも WiFIからも見えないし、設定しようがないので ネットで探すとこのような短い点滅は「故障モード」だそうで、修理しないと直らないそうだ。
もう他の 11ac やら 5GHzやらのWiFiルーターがあるので、特に必要ないので、ほおっておいたのだが、Apple の作った中身を見てみたい好奇心と「直るかもしれない」との想いで、分解してみた。

内部のコネクタの電圧をテスタであたってみると、3.3Vは出ていて 5Vは 4.8Vぐらいとちょっと怪しい。1次側の整流後の電圧は 144Vぐらいあるので、全く正常なので、5Vの安定化電源ICを替えたりしてみたが治らない。
仕方ないので、オシロで各部の電圧波形を見てみると 5V整流後が高周波ノイズが出ていて、どうやら電解コンが内部抵抗が増えたようで、交換して治ったが、まだおかしい。3.3Vはちゃんと電圧あったからと思って、オシロでよく見るとやはり高域ノイズが派手に出ている。Cメーターでコンデンサーの容量を測っても 100uFと十分あるので、大丈夫かと思っていたが、経年劣化で内部抵抗が増えてしまって、コンデンサーの働きをしてなかったようだ。
オーディオ用の 100uF 25V があったので、交換して合計3カ所のコンデンサーを替えました。この電源部は 3.3V電圧でフィードバックしている コンバーター制御なので一見 3.3Vは正常に出ているようですが、負荷をつなぐと途端におかしくなるようで、 5V電圧はなんとか出ているのに、3.3V系がおかしいと電源がON/OFFと間欠動作して、結果LEDが点滅する状態になるようです。べつにCPUが故障状態を検知して点滅している訳で無く、DC/DCが間欠動作しての点滅状態であったようです。それで、
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