マイクアンプのはなし
マイクアンプのはなしとは
暇を見つけて、アナログ高品質アンプやミキサーモジュールのジャンクとか集めて、その回路を研究してきましたが、古くからディスクリートトランジスタの初段+高性能 OP-AMP などの組み合わせが定番のようです。これは初段にノイズの少ないデバイスを選別して使えるからかと思いますが、高価で部品入手が難しいのも難点です。
コストダウンしたものは、J-FET入力の高性能OPアンプを使って、また抵抗アレイなどで差動アンプのバランスのズレを防ぎながら、量産性の向上をしているものが見受けられました。
しかしながら、純粋に性能を追究した場合にはディスクリートデバイス毎に特性のそろったものを選別したり、微妙な調整がおこなえる回路構成で、「調整や選別は面倒だが」「性能を追い込める」点が世に言う「高価なアンプ」の現状のようです。もちろん部品に妥協せず,良いものを使ったり、巧みな部品配置やパターン設計で性能を追究している点も見逃せない点です。
だとしたら、理想のアンプはどうだろうと考えると、「自分で OP-AMPまで作る」ことだと思うのですが、結構大変です。また、市販の OP-AMPは多目的用途に対応できるため、ゲインを結構持っています。それを外部回路で必要なレベルまで落として使っているのですが、特定の用途に限定できれば,必要十分な回路構成で設計出来るのではと考えました。
また、帰還回路の遅れや内部周波数補正回路の時定数が効いて、どうしても超高域特性が落ちてきますね。出来るだけコンデンサーが付かない回路で実験してみたいと思いました。
そうこうしている間に「無線と実験2016年4月号」にフィデリックス社というオーディオメーカーの全段 j-FET のマイクアンプが回路図とともに紹介されていました。差動入力段に2SK389という2個入りのデバイスが使っていましたが、ジャンクで入手した SIGMA の基板に付いていたので、とりあえず回路再現に使って、あとは現在入手出来るもので実験してみたいと思います。
それで、実験用基板を作ったのが以下の基板。 API-500 という規格のコネクタに合うように設計しましたが、さて上手くいくかな?
しかしながら、純粋に性能を追究した場合にはディスクリートデバイス毎に特性のそろったものを選別したり、微妙な調整がおこなえる回路構成で、「調整や選別は面倒だが」「性能を追い込める」点が世に言う「高価なアンプ」の現状のようです。もちろん部品に妥協せず,良いものを使ったり、巧みな部品配置やパターン設計で性能を追究している点も見逃せない点です。
だとしたら、理想のアンプはどうだろうと考えると、「自分で OP-AMPまで作る」ことだと思うのですが、結構大変です。また、市販の OP-AMPは多目的用途に対応できるため、ゲインを結構持っています。それを外部回路で必要なレベルまで落として使っているのですが、特定の用途に限定できれば,必要十分な回路構成で設計出来るのではと考えました。
また、帰還回路の遅れや内部周波数補正回路の時定数が効いて、どうしても超高域特性が落ちてきますね。出来るだけコンデンサーが付かない回路で実験してみたいと思いました。
そうこうしている間に「無線と実験2016年4月号」にフィデリックス社というオーディオメーカーの全段 j-FET のマイクアンプが回路図とともに紹介されていました。差動入力段に2SK389という2個入りのデバイスが使っていましたが、ジャンクで入手した SIGMA の基板に付いていたので、とりあえず回路再現に使って、あとは現在入手出来るもので実験してみたいと思います。
それで、実験用基板を作ったのが以下の基板。 API-500 という規格のコネクタに合うように設計しましたが、さて上手くいくかな?

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