プロ用マイクアンプのはなし
プロ用マイクアンプのはなしとは
最近、プロ用のミキサーのチャンネルモジュールを入手したので、使っているICや回路などの解析をして楽しんでいます。
量産品のミキサーでは、でっかい1枚基板に全チャンネル分実装されていて、ICもコストパフォーマンスの良い汎用品で、つまみなども半円のボリュームシャフト用の押し出しプラスチック量産製品です。
しかし今回のモジュールは、1チャンネル分で、出力グループ選択ボタンや、コンプレッサー、パラメトリックイコライザのある本格的なものです。それで使っているボリュームも6φのシャフトを先だけ 3φに細くなったやつで、付けているつまみのキャップ先端を外して、+ドライバーで緩めて外すタイプなので、使い回しがきくやつです。(といっても3φシャフト製品は少ないですか..)
で、まずはマイクアンプ部分の回路解析し始めて、ちょっと戸惑ったのは、写真の低雑音 OPAMP 5532 の下の2つの8Pin ICです。
中央と下の ICが何やら1ピンと8ピンがパラってあるし、2ピンと7ピンもよく調べるとパラってあります。 8ピンってICでは電源だから、よく分かるけど、1ピンってオペアンプじゃ出力だよな?と悩みながらSSM2210 ってなんだろうと調べてみると、アナログデバイスのICではなく、2個入り低雑音 NPNトランジスタだったのです。
よく見れば、品番に TR1,TR2って書いてあるじゃありませんか。
どうやら、この TRは低雑音の特性がそろったトランジスタで、しかも並列にすることによってさらに低雑音を実現する回路なのでした。
前に修理したシグマのポータブルミキサーも初段にダブるトランジスタを使って低雑音化していましたが、これはさらに凝っていますね。この5532の差動増幅回路の後に、さらに 5534で、差動増幅を行っている当たりが、こだわりですね。信号レベルが高い後段なので、同じ 5532でいいかなと私は思ってしまうのです。 信号の切り替えは基本的にリレーで行っていますが、ある程度レベルが高いところはアナログスイッチを使っていますが、DG303 とかいう専用の信号スイッチICでした。ICの種類についても「こんなのがあったのか」って結構驚きますね。
量産品のミキサーでは、でっかい1枚基板に全チャンネル分実装されていて、ICもコストパフォーマンスの良い汎用品で、つまみなども半円のボリュームシャフト用の押し出しプラスチック量産製品です。
しかし今回のモジュールは、1チャンネル分で、出力グループ選択ボタンや、コンプレッサー、パラメトリックイコライザのある本格的なものです。それで使っているボリュームも6φのシャフトを先だけ 3φに細くなったやつで、付けているつまみのキャップ先端を外して、+ドライバーで緩めて外すタイプなので、使い回しがきくやつです。(といっても3φシャフト製品は少ないですか..)
で、まずはマイクアンプ部分の回路解析し始めて、ちょっと戸惑ったのは、写真の低雑音 OPAMP 5532 の下の2つの8Pin ICです。
中央と下の ICが何やら1ピンと8ピンがパラってあるし、2ピンと7ピンもよく調べるとパラってあります。 8ピンってICでは電源だから、よく分かるけど、1ピンってオペアンプじゃ出力だよな?と悩みながらSSM2210 ってなんだろうと調べてみると、アナログデバイスのICではなく、2個入り低雑音 NPNトランジスタだったのです。
よく見れば、品番に TR1,TR2って書いてあるじゃありませんか。
どうやら、この TRは低雑音の特性がそろったトランジスタで、しかも並列にすることによってさらに低雑音を実現する回路なのでした。
前に修理したシグマのポータブルミキサーも初段にダブるトランジスタを使って低雑音化していましたが、これはさらに凝っていますね。この5532の差動増幅回路の後に、さらに 5534で、差動増幅を行っている当たりが、こだわりですね。信号レベルが高い後段なので、同じ 5532でいいかなと私は思ってしまうのです。 信号の切り替えは基本的にリレーで行っていますが、ある程度レベルが高いところはアナログスイッチを使っていますが、DG303 とかいう専用の信号スイッチICでした。ICの種類についても「こんなのがあったのか」って結構驚きますね。
| 固定リンク
「アナログ」カテゴリの記事
- 真空管のはなし(2024.05.21)
- パワーアンプ RAMSA WP-1200A の修理(2023.08.06)
- BOSE Power AMP 1701 の修理の話(2023.07.15)
- BOSE 802-E ACTIVE EQUALIZER のはなし(2023.01.01)
- 大型 7セグ LEDの表示のはなし(2022.12.29)
コメント