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2015年10月 8日 (木)

やっぱりコンデンサーは壊れやすい...のはなし

やっぱりコンデンサーは壊れやすい...とは

 日頃から、電子部品で壊れやすいのは、電解コンデンサーだという話はしていましたが、今回ちょっとひどい壊れ方なので、紹介します。
 Img_1626
 写真のように、完全にショートしているのです。20年近く前の音響用シグナルコンプレッサーの基板で、特に外見は変化も無く、液漏れや焦げた後も無いのに、ヒューズがとんでいました。古いからしょうが無いかと思いますが、なんと電源付近の 100uF/25V のコンデンサーが3つとも壊れていました。定電圧電源の出力トランジスタの放熱板付近についており、 +15V ,+12V ,-15Vの各出力のコンデンサーが全部 NG でした。密閉のユニットで長い間に放熱板からの熱で、他のコンデンサーより劣化が早まったようです。
 よく熱で容量抜けなどの例はありますが、完全ショートとは初めての経験でした。
 最初は電源ラインなので、どれかの ICが壊れてショートしたのかと思いましたが、電源ラインのジャンパー線を外してゆくと、残ったショート原因はコンデンサーでした。
 さっそく手持ちの 105℃品 120uF/35V に交換して、動作回復。
やっぱり、電解コンデンサーは
1) 出来るだけ熱源から離すこと
2) 耐圧は2倍以上で使おう
3) 容量が半分になっても動作する容量を!
ですね。

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コメント

ケミコンを指で弾くとショートする事例もありました。また放電が急峻な回路では抜けよりもリーク方向のトラブルが多いように感じます。
ケミコンの「ケ」は「化」でもあり、なんとも落ち着かない部品であります。

投稿: tom | 2015年10月 8日 (木) 20時06分

tom さんこんにちは
熱がかかると、フィルムが伸びたり縮んだりすることもありますね。昔は大きなケミコンが振動で半田を割ってランドから外れたり、液漏れして油まみれになったり大変でした。
 最近は高分子タイプのケミコンも増えてきましたが、もうちょっと高耐圧の OSコンが安くなれば使えるのですが...

投稿: SUDOTECK | 2015年10月 8日 (木) 21時28分

古いラジオを集めてると特定の時期とメーカーにケミコンのトラブルが集中してるみたいですね。
自動車のCPUもコストカット品作られてるのかトラブルが多くなってますが。
やはりオール内製か国内メーカー管理の部品が使われてる時期がトラブルが少ないですね。
もっとも修理するにも部品が無くて代用品を探すしか無いんですが。

投稿: W | 2016年5月24日 (火) 16時50分

ある時期のコンデンサーが悪いという話は良く聞きますね。 私の所有している Macintosh SE/30 という古いブラウン管一体型のMACですが、シマシママックと言われるトラブルが多発してました。原因はリセットラインのコンデンサーの容量抜けできちんとしたタイミングでリセットがかからないことでした。 1uF のケミコンが容量抜けって当時はちょっと思いつかなかったけど、見つけたときは納得しましたね。
 ただコンデンサーなら代替品があるけどトランジスタなんか最近がSMD用しかないので、大変ですね。

投稿: SUDOTECK | 2016年5月24日 (火) 20時46分

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