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2015年7月31日 (金)

「ツェナーダイオードは遅いです」のはなし

「ツェナーダイオードは遅いです」とは

 最近HF帯の Class-E AMPの実験をしていて、とりあえず効率よりは安定性を求めて、ゲートバイアスをゼロボルトにして、RFでON/OFFするようにした回路を実験しています。(下図)
27mecalssamp_2
プッシュプル回路なのですが、片方をONするときは反対側のダイオードが ONになり、FETもOFFになります。この回路でドライブ側が充分なパワーがあるため、ゲート電圧が規格値を超えそうなので、保護にツェナーダイオードを入れたところ、RFのピークでダイオードの定格値 15Vを超えて 18V程度出ているのですが、全体として制限されました。
 そこで、2台目は「同じダイオードだからツェナーだけでいいんじゃないかな」と思って動作させたところ、全然ドライブ出来ません。「おかしいな?ドライバ壊れたかな?」と思って交換してもダメ、ゲート波形を見るとなんだかギザギザで、高調波だけ出ているような感じでした。
 ファイナルも変えてみたり、チップコンが割れたのではとか疑って見たのですが、パワーは相変わらず出ません。「もしや」と思ってショットキーバリアダイオードを付けたら、出るんじゃないですか.....。
 高速スイッチングではやっぱりショットキーバリアダイオードですよね。
ツェナーダイオードは、遅すぎたのですね。
とここまで書いて、また新たなアイデアを見つけました。ツェナーを使わずレベル保護出来たらもっと効率が良くなるかな?

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