余裕がありすぎて発熱---のはなし
余裕がありすぎて発熱とは
これは DC/DCコンバータの話です。
今回使った DC/DCコンバーターは 12W タイプの 5Vのものと±12Vのものですが、5Vのほうは実際使うのは 300mA に対して 5V-2.4A と余裕を持っているので、全然大丈夫と思って使っていると、結構熱いのです。電流はわずか 13%程度なので、余裕はあるし、カタログには効率 84% とあるので、問題無いはずなのに---何故?
と悩んでいました。もう1つの ±12Vは直列にして 24Vで使っており、0.5A定格に 0.1A程度なので、こちらも 20%のはず。---けれど、こっちのほうが熱くないのです。
と悩んでいました。もう1つの ±12Vは直列にして 24Vで使っており、0.5A定格に 0.1A程度なので、こちらも 20%のはず。---けれど、こっちのほうが熱くないのです。
基板に 74AHCxxxを3個使っているから、かなり電流が流れているのか...と調べても結局 300mA 程度しか流れていませんでした。
そこで、DC/DCコンバーターのデーターシートを見ると、まずは冷たい方の±12Vは
入力 24Vで使うと 20%では効率約75%なので
24V x 0.1A = 2.4W
2.4W ÷ 0.75 X 0.25 = 0.8 W
の発熱になると思います。
そこで、DC/DCコンバーターのデーターシートを見ると、まずは冷たい方の±12Vは

入力 24Vで使うと 20%では効率約75%なので
24V x 0.1A = 2.4W
2.4W ÷ 0.75 X 0.25 = 0.8 W
の発熱になると思います。
1.5W ÷ 0.5 x 0.5 = 1.5 W
の発熱になります。
倍の0.6Aぐらいでは 5V x 0.6A = 3W 効率は 70%として
倍の0.6Aぐらいでは 5V x 0.6A = 3W 効率は 70%として
3W ÷ 0.7 x 0.3 = 1.3 W と 0.3A より発熱が少ないのです。
余裕があるから大丈夫のはず...でなくて、やっぱりちゃんと使用電流に合わせたものを選ばないと、どこかで偏りがでるのですね。
DC/DCコンバーターは、使用電流値と効率をチェックしましょう!
余裕があるから大丈夫のはず...でなくて、やっぱりちゃんと使用電流に合わせたものを選ばないと、どこかで偏りがでるのですね。
DC/DCコンバーターは、使用電流値と効率をチェックしましょう!
| 固定リンク
「アナログ」カテゴリの記事
- MIDAS Venice Mixerの修理(電源編)(2024.12.05)
- MIDAS Venice Mixerの修理(2024.12.04)
- 真空管のはなし(2024.05.21)
- パワーアンプ RAMSA WP-1200A の修理(2023.08.06)
- BOSE Power AMP 1701 の修理の話(2023.07.15)
コメント