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2014年7月25日 (金)

RS232Cのはなし3

RS232Cのはなし3とは

RS232Cは古くから使われてきたシリアル通信の規格です。最近はPCにもこのコネクタはつかなくなってきましたが、昔は 9Pin オスのものと 25Pinメスの2つのRS-232Cのコネクタがついていました。おまけに25Pinのプリンタ用パラレルコネクタなんかもあったので、ちょっと間違いやすかったですね。
 今回は、USB-RS232C変換アダプタ等でも使える、DSUB 9PinのRS-232C コネクタについて書いてみます。
1)PC側はオスコネクタ
基本的にオスのコネクタが PC側についています。昔はRS-232Cの主たる目的としてモデム(電話回線で通信する)との接続のためが多く、メスのDSUB 9Pinbはモデム用として使われていました。
2)モデムとの接続はストレートケーブル
モデムと繋げる時は、下図の下側の様に、ストレートに1ピンは1ピンに、2ピンは2ピンへと繋ぐだけです。また、モデムとして専用に必要な信号が9ピンの[RI]があるのが、このなごりです。
RI は Ring のことで、電話がかかってきてベルが鳴る信号です。この信号はモデムからPCへ送る信号です。この信号でPCは待機状態から通信するために起動することが出来ますので、常時接続が普通の現在と違って、必要な時にだけ電話回線を繋いで通信するために必要だったのですね。
CDもちょっと変わった信号で、[Carrier Detect]で何のキャリアーなのかというと、今のFAX信号のように昔のモデムはピーという変調信号をピーヒャラヒャラなどと周波数を変えて1と0を送っていたので、その最初の同期信号をとらえて、モデムとして動作出来ることを表すために出力されます。
 この信号が OKにならなければ通信出来ないので、モデムの準備が出来た、相手に繋がったことを示す信号として現在も使われています。
3)PCどおしはクロスケーブル
PCどうしやDSUB9Pinオスコネクタを持つ機器とは、通常クロスケーブルで、下図の様に繋げます。
最も簡単な例では、RXD,TXD,GNDの3本だけで動作するものもあります。最近はCPUの性能が上がったり、送受信バッファが余裕を持っているなどの理由で、普通のスピードならば、シリアル通信でデーター送信を相手に待ってもらったりすることが必要なくなったこともあります。しかしながら、昔の機器と繋ぐ場合や、組み込みCPUで結構他の処理が重たかったりする場合に、ハンドシェイクと呼ばれる相手の状態を見て、シリアル通信を待ったりする必要が出てきます。そのために DTR/DSR , RTS/CTS があります。相手が遅くて相手の状態を見て待つ必要がある場合は、DTR 信号を見て送りますが、こっちは受信性能に余裕がある場合(いつ送られても大丈夫の場合)は、RTS-CTS をコネクタでショートして特に状態を見ないで済ませることもあります。
Rs232c
*昔 CPU内蔵の通信対応周辺機器の改版設計で、要求図面に9Pinコネクタで 2Pin TX ,3Pin RXという仕様なので「ああモデムなのか」と思って、コネクタもメスにして基板設計して、納入したら、なんと特別仕様のメスーメスのクロスケーブルを使っているとのこと。(よく聞くと、自社で何本も作っている長いケーブルなのですが、メスのDSUB9pinコネクタならいつも買い置きがあるので、共通にするために両側同じコネクタにしたそうです)前機種のパーツリストの品番を見ると確かにオスの品番でした。思い込みはダメですね...しっかり仕様書で確かめなくっちゃ。
さらに悪いことに...コネクタだけ変えればいいんじゃないかと思ったのですが、メスのコネクタの2Pinはオスのコネクタでは対称側の 4Pinになってしまうのです。
とりあえずジャンパ配線で修正しましたけど、結局パターン改版することになり、怒られました...

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