車と高周波のはなし
車と高周波のはなしとは
今日届いた日経エレクトロニクス
12月23日号は「自動車のミライ 202X」と題して車の将来の技術について書いてありました。
そのなかで、いかにアナログ・高周波の技術が使われているかという点を、周波数とともに見てみます。
1) 自動運転のためのミリ波レーダー 76GHz〜81GHz
・主力はカメラだそうですが、ミリ波レーダーはここ数年コストダウンされてきて、2000年には40万したユニットが2015年には1万以下の見込みだそうです。

そのなかで、いかにアナログ・高周波の技術が使われているかという点を、周波数とともに見てみます。
1) 自動運転のためのミリ波レーダー 76GHz〜81GHz
・主力はカメラだそうですが、ミリ波レーダーはここ数年コストダウンされてきて、2000年には40万したユニットが2015年には1万以下の見込みだそうです。
2) 雨粒が反射しないヘッドライト 1000Hz
・カメラで雨粒を認識して、プロジェクターで雨粒の部分を隠した画像を 1000Hz の走査速度で投影すると、送れは 1mS 程度、雨粒が見えないヘッドライトになるそうです。
3)車内無線LAN 5.8GHz 〜5.9GHz
3)車内無線LAN 5.8GHz 〜5.9GHz
・無線LAN規格 IEEE802.11a を改良した 11p が使われるそうです。
4) 車載ECU間通信 60GHz
4) 車載ECU間通信 60GHz
・車内のコンピュータやセンサ間を結ぶ無線通信に 60GHz 無線を使い、通信ケーブルは金属皮膜した6.5mm程度のホースを使うそうです。銅芯線材に比べ軽い点と、曲げても少し切れても電波なので通信出来る、という優れものだそうです。
5) ワイヤレス給電 85KHz
5) ワイヤレス給電 85KHz
・電気自動車のバッテリーをワイアレスで給電する周波数が 85KHz で決まった様です。
この周波数で4KW 程度給電するとは、ロスったらちょっと発熱が心配ですね。
これらの付近の周波数ではスマートキー 22KHz(Audi) 、134.2KHz( TOYOTA , SUZUKI , MAZDA ) や125KHz( HONDA , NISSAN , MITSUBISHI ) など、結構現在でも使われている周波数のようですね。
他にも今号は PS4中身の解説やトップの技術戦略など参考になる記事が豊富でしたね。
この周波数で4KW 程度給電するとは、ロスったらちょっと発熱が心配ですね。
これらの付近の周波数ではスマートキー 22KHz(Audi) 、134.2KHz( TOYOTA , SUZUKI , MAZDA ) や125KHz( HONDA , NISSAN , MITSUBISHI ) など、結構現在でも使われている周波数のようですね。
他にも今号は PS4中身の解説やトップの技術戦略など参考になる記事が豊富でしたね。
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