SDOTECK HOME

  • ご参考になりましたか?
    SDOTECKブログでは、みなさんからのフィードバックをお待ちしています。 説明が解らなかったり、もっと詳しく解説してほしいポイント・テーマがありましたら、お気軽にsudoteck@gmail.com までメールくださるか、記事にコメントして下さい。
  • -

RF PowerAMP なら

  • RF AMP DESIGN

HEX calc pro 1.00

  • HEX calc pro ver1.00
    エンジニア向けの16進と浮動小数点を混在して入力出来る計算機 。 Version 1.00 高機能な 16進電卓や科学計算電卓はありますが、いちいちモードを切り替えなければならず、最大の問題は16進数と小数点値を同時に使用出来ないことです。
    詳しい説明はここ
    iTunes ではここまで

ATT calc

  • ATT calc ver2.00
    iPhone 用 RF アッテネーター計算ソフトです。  RF開発エンジニアに必要な、 dBm - W 換算機能をはじめ、π型やT型の ATTを 設計する上で、必要な dB値から抵抗値を算出する機能と、 E24系列の抵抗値を 使用したときの減衰量(dB)と整合インピーダンス(Ω) が表示されますので、どの 抵抗値の組み合わせがよいか検討できます。  また、正確な値を必要とする場合に2個のE24系列抵抗を並列接続して理想の値を 求める計算機能も持っています。  操作はピッカーホイールを回すだけですので、実験中でも片手で簡単に操作 できます。

FIL Calc

  •  LPF 計算機
    RFエンジニア向けフィルター計算ソフト LPFやHPFの設計をするときに、いちいちパソコンを起動してフィルタを設計、結果をプリントアウトして、実験室に行ってネットワークアナライザで測定・実験、ちょっと修正したい時にまたパソコンの所にもどって、再計算...というのが結構面倒で、手軽にiPhone で計算できるといいいなと思って作りました。

iPhone APP

  • ATT calc ver2.00
    SDOTECK が開発した iPhone APP の紹介です。 NEWS---SWRproリリース

Amazon

  • AMAZON Books

RAKUTEN

  • RAKUTEN

mujic.jp

  • music.jp
    music.jp

サイト内検索には?

  • -------------------------------
    ◆下の検索機能でこのブログのすべての関連項目を検索出来ます。是非使ってみて下さい。
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

SCHEMATICS

BOSE

  • BOSE
    クワイアットコンフォート20
無料ブログはココログ

Google

  • Google

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月

2012年6月27日 (水)

オブジェクト指向のプログラミングのはなし

オブジェクト指向とは
 現在のオブジェクト指向言語とはまた違っているかも知れませんが、今から20年前ぐらいに輸出用衛星受信機のソフトの話です。当時は組み込みCPUの NEC 78K シリーズを使って、受信機の様々なパラメーターを設定するのに、テレビの画面に表示する「オンスクリーン・ディスプレイ」メニューが主流でした。Osd
 リモコンでカーソルをアップダウンさせたり、左右のカーソルボタンで項目を選択して、+/-ボタンで値を修正っていうインターフェイスでした。当時はアッセンブラーからC言語に移行したころで、なんとかソースを見やすく機能的に構成したいが、メニューについては輸出用であることから、英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語で切り替わることが当たり前で、メニューの表示文字の長さも変わるし、数値の単位も変わってくることがしばしばです。おまけに仕向け別にちょっとずつ機能が違うので、メニューにない項目があったりで、このメニューのプログラミングには大変苦労していました。
ハード的には
 当時はまだフラッシュP-ROMなど一般的で無く、ソフトはガラス窓がついた EPROMというメモリーにプログラムして、ソケットに刺すことが普通でした。それで、ちょっとでもバグがあれば、現地に行ってROM交換したり、生産中に変更があると書き換え・交換が必要なバグが出ないようにと、プログラマーは大変なプレッシャーになっていました。
ソフト的には
 当時、メニューは表示項目がCストリングの配列になっていて、言語によって最初のテーブルアドレスを切り替えて呼び出していました。表示の長さによって1画面に入りきれないと、次のページに移るのですが、表示すべきラインが一番下にあるのかどうかで次のページを表示するか判断し、戻って来るときは現在のライン位置が一番上に無ければページは移動しなくて良い。などプログラミングが大変複雑になっていました。数値編集ルーチンも、整数5桁のものから、単なる ON/OFF 、小数点以下2桁表示があるなど、表示・変更するルーチンも変数だけ変えれば同じように使えるものがあったりして、ROM容量節約のためにもできるだけ共用したいのも実情でした。
 そこで、考え出したのは、メニューを構造体の配列にしたことです。そのなかで、メニューの1ラインの内容を、
1.表示文字列
2.ページ番号
3.操作対象の変数アドレス
4.操作ルーチンのアドレス
5.表示単位
6.表示長さ
などを定義して、現在のページと表示すべきラインのページが異なっていたらページを再表示すること。そのラインで編集すべき変数と、設定ルーチンをメニューの構造体に持っておくことで、メニューを書き換えることによるトラブルとか、変数内容の修正に対応できる構造にしました。
 この考え方は、「オブジェクトが自分の名前、値、変更方法を自分で持って管理する」という現在のオブジェクト指向に近いもので、いくつかのトラブルの経験からたどり着いたとはいえ、正しい方向ではなかったかと思うのです。
 その後、デジタル衛星放送の時代になると、CPUは モトローラのCold-Fireになったり、Flash-Promにプログラムできるようになったりしましたが、やっぱりユーザーインターフェイスの部分が大変なのは今も昔も変わらないってことでしょうか?

2012年6月26日 (火)

情報サイトの限界

商業サイトの限界とは
 商用情報サイトを私はよく見ていますが、かつてブックマークしたアドレスにアクセスすると、最近は決まって広告画面がまず出てきてしまいます。
愛用しているのはインプレスウォッチとか日経トレンディネットとか、IT-Media PC-Userなんかをよく見ています。
 しかしながら最近、1つの記事のページが切り替わる毎に広告を出す記事に出くわして、20120626_110045
 このマイクロソフトの画面を何度か拝ませられました。きっと担当者の設定の間違いじゃないかと思うのですが、こう何度も出るとかえって不評をかうと思うのは私だけでしょうか?
 確かに原稿料を払って記事を書いてもらって、それをペイするだけのコマーシャルが必要なのは判ります。しかしながら最近この手の商用ベースの情報サイトにやたら 楽天や Google のコマーシャルが出ているのはどうかと思います。きちんとした内容と、読みやすさがリピーターを作っていくのではないでしょうか?
 という私のこのブログもAmazonや iTunesなど載せてますが、実際あまり効果が無いので、当初の「自分が良かったと思う本・音楽」に絞ろうかと思っているぐらいなのに、現在の状況は商用情報サイトは運営するのにも結構予算が厳しいのでしょうかね。
電気系掲示板サイトも時々見ますが、ほとんど更新されていないスレッドや、一部の会員だけのアクセスを見ていると、情報収集の手段が広がって、結構検索で間に合ってしまう現状があるのでは無いでしょうか?
 この私のブログも検索で訪れる人が 90% 以上で、2回以上のリピーターは数%に過ぎません。
検索で訪れて、面白そうだから..とあちこち見る余裕が無くて、解決のためにさらにネットをサーチサーフィンしてゆく忙しい技術者が多いのでしょうね。
たまにアクセス記録を見ると、某有名メーカー.co.jp のアドレスを持ったアクセスが深夜2時・3時にあるのには「深夜お疲れ様です!」と励ましてやりたくなります。


2012年6月25日 (月)

FETは2端子?のはなし

FETは2端子?とは
 以前高周波用の GaAs-FETを使った高周波アンプを作っている会社で、若いエンジニアが「FETって入力のゲート端子と出力のドレイン端子の2端子ですけど、このMOS-FETは3本あるんです」と質問されたことがあります。20120625_144918確かに、右図のような 高周波用のFETはゲートとドレイン端子があって、放熱のための金属端子があるだけで、一見2端子に見えます。さらに高周波用ですと インピーダンス表現に 入力のS11,出力の S22など2端子の表現があたりまえです。ですから中堅のエンジニアでも FET という増幅デバイスは2端子だと思い込んでいたフシがあります。
20120625_145044
 そこで、スイッチング用の MOS-FETを見て、3本ある端子はどう接続していいのか悩んでしまうのでしょう。単純に「ソースは接地すればいいから同じだよ」と、増幅器の場合は良いのですが、電源をスイッチングするハイサイドスイッチに使う場合などは、2SJxxx という P型を使うし、その場合はソースを電源に繋がなくてはならないので、ますます混乱してきます。
ソフト的には
 やはり、ソース端子の語源[Source]が電子を供給するという、トランジスタのそもそもをきちんと学ぶのが一番でしょうね。

2012年6月22日 (金)

PLLのスピードアップのはなし

PLLのスピードアップとは
 PLLの重要な性能はまずノイズ性能ですが、基準周波数漏れのスプリアスやロックの安定性も重視されています。例えば、多くのチャンネルをサーチしたりするためチャンネルを素早く変える必要のある分野では、ロックのスピードが重要になっています。
ハード的には
Speedup_d
 ロックのスピードは、通常比較周波数となるチャンネルステップが小さいと近傍の比較周波数のスプリアスが近くなるので、VCOをドライブするループフィルターの時定数が大きくなると共にロックするまでの反応速度も遅くなってしまいます。
 そこで、右図のように出力のCRフィルタを構成する抵抗に、両極性に繋げたダイオードと小さな抵抗値をシリーズにした回路を並列に加えます。この回路は変更しようとするオペアンプ側のVc とフィルタチャージ側のコンデンサ電圧 Vt との差がダイオードの順方向電圧 Vf よりも小さいときはこの 47kΩの時定数で動作し、十分なフィルタの効果を得ていますが、いったんチャンネルが大きく変わるときなどに Vcと Vtとの差が ダイオードの順電圧 Vf を超えるとダイオードがONとなり、これにつながった 100Ωと 47kΩが並列になった時定数となり、短い時間でコンデンサーをチャージすることが出来ます。(図の赤い線がダイオード効果)
ダイオードが両方はいっているのは高くなったとき、低くなったときに対応するためです。
ソフト的には
 以前 多バンドの周波数をサーチ受信する「スキャナーラジオ」の開発をした際、このPLLのロックスピードに悩まされました。時定数を早くすればロックが早くなりそうですが、逆にリンギング現象が起こり、なかなか希望周波数に安定しないで、受信判断が出来ないことが多くありました。かえって少し遅いくらいの方が受信するには適していましたが、周波数が大きく離れた場合にどうしても遅くなってしまうので、この回路が大変需要でした。当時はショットキーバリアダイオードが無かったので、ゲルマニウムダイオードで動作させていました。
 この頃、「周波数によってロック電圧がだいたい判っているのだから、D/A変換であらかじめ電圧を切り替えて出力してやれば早くなるのでは?」と考えていたのですが、当時は D/A もメモリも高かったので実現には遠かったですね。
 現在は PLL ICにはチャージポンプへの供給電流を設定変更できるものがあります。「周波数切り替え時は電流を増やして充電速度を上げておき、ロックしたら電流を減らしてノイズを下げる」なんてテクニックが使えますが、今はあまりハイスピード切り替えの要求が無いのでこの機能はあまり使っていませんね。

2012年6月19日 (火)

ICOM IC 780 のアンテナチューナー回路図追加

SHEMATICSにICOM IC 780 のアンテナチューナーの回路図を追加しました。
基本的な動作原理は T型HPFの両端のコンデンサーの値を調整してインピーダンスを合わせる方式です。バンド周波数によってはコイルのタップをリレーで切り替えることでインダクタンスを変えていますが、低い周波数ではコンデンサーを可変コンデンサーと並列に加えて周波数を下げています。可変コンデンサー(バリコン)はモーター駆動で位置を動かしながら、内蔵の進行波、反射計で VSWRをチェックして最適点に合わせるようにプログラムされます。Ant_tuner


2012年6月18日 (月)

Retina MacBook Pro のCPU

Retina MacBook Pro のCPU とは
 ちょっとMACのはなしが続いてしまいますが、最近の話題なのでお許しを。
Retina MacBook Pro(以下 Retina MBP)は2種類ありまして、安いほうが184,800円でCPUは2.3GHzとあります。高い方は238,800円でCPUは2.6GHzとあります。今回はCPU は Ivy-Bridge といって、22nmルールの 3D トランジスターを使って漏れ電流が少なく、省電力な CPUだそうです。
CPUの性能比較というサイトで、CPUをチェックすると、どうやら2.3GHz MBPは Core i7-3610QM で性能スコアはP11344 だそうです。Turbo Boost 時 3.3GHz 4コア8スレッドは皆同じで、L2/256kx4,L3/6MB メモリは 2ch/DDR3-1600 HDgraphics 4000 650-1200MHz TDP 45Wとあります。
20120618_200749
対して 2.6GHz MBPは Core i7-3720QM で性能スコアは P 12035 Turbo Boost 時 3.6GHz 他は同じで、TDP45Wも同じ。 性能はクロックに比例して計算すると、12824 ぐらいになるはずが、ちょっと少ない。熱が増えるからかなぁ。
高い方の違いは、オプションで 2.7GHzを選べること。これは Core i7-3820QM でスコアは P 13454 クロック比例で計算すると i'-3610比 2.3GHz:2.7GHzで計算すると、13317 なので、こちらのCPUのほうがちょっと上回っている。TDPは 45W のままだから、やっぱこのCPU がベストかしら..と思うが、プラス 21,400円。SSDが 256GB 対 512GB なので、高い方との差額 はSSDとCPUの差で 54,000円。ベスト CPUならば 75,400円アップの 260,200円となります。
 そしてさらに問題なのが、メモリーは後で増設できないので、プラス 8MBで16GBにするにはどちらも 17,600円。安い方で我慢して、202,400 円かBESTは277,800円。うーんどうせならストレージを最大 750GBにして プラス 44,000円で、合計321,801円となりました。
 やっぱり、アプリがバカ売れするとかのキセキが起きないとちょっと買えないなぁ...と

追加:ちなみに普通の MacBook Pro 15インチも同じ CPUを選択できます。4コア8スレッドなので、メモリーとHDDを最初は安く抑えて,性能重視な方は通常のMBPでもよろしいのでは?SSDの 1TBも来年ぐらいは5万円ぐらいになるとかなら、ちょっと我慢できそうではないでしょうか?
 しかしながら、注意して頂きたいのは同じ MBPでも 13インチは2コアの Corei7なので、クロックスピードが2.9GHzと早くても性能は落ちます。次にきそうな Retina MBP 13インチが、4コアの Corei7ならば、それを待つのもGoodですが、熱的・バッテリーの容量からちょっと実現が難しいのではないかと思うのです。
 それならば、新しい MB Air 13インチはどうでしょう?同じ corei7で2GHzとクロックスピードは落ちますが、画面解像度は同じ、グラフィックは HD4000になって結構早くなったそうです。そして決定的なのが SSDの早さ。2010年のSSDに比べて3倍以上早いそうなので、これは..ちょっと悩みが増えてしまいそうなのですね。
追加2:Geek Banch というサイトで比較されていましたので、追記します。32Bit では Normal MBP 15'が最速でしたが、64Bitでは Retina 15' が最速です。面白いのは同じCPUでも Air 11'のほうが 13'よりちょっと早い。
Mbcpu_3
以前 Retina2.3GHzを3610QMと書きましたが、こちらの3615QMのようです。3610QMはパッケージがSocketG2のみで、BGA1224 がないため、BGA1224の 3615QMが採用されているようですが、スコアが結構落ちます。上記 Geek Bench 結果がユーザの集計なので、実際の使用感には合っているのではないかと思い、記載しました。 2012/7/12


2012年6月15日 (金)

パセリのパワーのはなし

パセリのパワーとは
 実は私は植物を結構育てていて、コーヒーの木は高さ10cmの1本の鑑賞木が今は2mを超えて天井にぶつかりそうになっています。育てて5年ほどで花が咲くようになり、この数年は実を収穫して今年は合計6杯ほど自称「スドマンジャロ」なる自分で焙煎してコーヒーを飲んでいます。
 今回の新入りは「パセリ」で植えてから2週間ほどで芽が出てきました。最初は双葉だったのですが、そのあとちょっとぎざぎざしたパセリっぽい葉が出てきましたが、この新芽が朝日に向かって良く曲がって伸びています。ちょっと意地悪して反対向きに置いたら、ちゃんと日の当たるほうへ向き直します。
Nikon1 のインターバルタイマーモードで5分間隔で撮った写真を動画にしました。
パセリのパワーが伝わるかな?

2012年6月13日 (水)

Retina MacBook Pro のはなし

Retina MacBook Proとは
WWDC で Apple の次世代 MacBook Proが発表されました。なんといってもディスプレイが 2,880x1,800 ということで、通常の15インチMacBook Proの 1,440x900 の倍の解像度となっているのは、iPhone4 のRetina Display と同じように既存のソフトとの互換性を考慮した結果だと思われます。
20120613_80558
ハード的には
 今回のMacBookProの特徴は Retine Display と本体の薄さが目を引きますが、
20120613_80018
 私が今回注目したのは、バッテリーです。これまでのようには取り外し出来なくなりましたが、本体を薄くするために筐体の半分以上を占めています。
20120613_75845
 RetinaDisplayは思いの外電気を使うようで、バッテリーの強化は避けられない課題だったようです。通常の15インチMacBookProが 77Whなのに対し、RetineDisplayモデルは 95Whを搭載しています。
 ロジックボードは光学ディスク、HDDを搭載しなかったことからほぼ対照的にCPUの放熱機構を最優先に設計されたようで、2つのファンやステレオスピーカーなど大変美しい配置をしています。
20120613_75915
特に説明ビデオで感心したのがファンの共振音対策です。ノートブックは普段は静かでも、高負荷じにはフィーンという騒がしい音で悩まされますが、Appleはフィンの間隔を変えたファンで回転音のピークを分散させてレベルを落とすことで回避しています。
 他に Retina Displayは表示側筐体にはめ込むような、iPhoneでの製造技術で培ったノウハウを生かせるようななったのか、保護ガラスが無い構造で作られているようです。キズや圧力で劣化しないか心配ですが、その辺は実績があるんでしょうね。
ソフト的には
 通常のソフトに対しては Retina Display は倍の表示で問題無く表示出来るので、あまり恩恵も少ないように思うが、画像表示やビデオ編集は効果が高いかな? FinalCutX がいっしょに欲しくなった。でも今時20万超えのノートを買うにはやっぱり大きな決意が必要なのです...

追記:最近実機も展示品が潤ってきて、ここ富士でもさわることが出来ました。確かに薄くなりました。でも残念なことに、底面の足がけっこう高さがあって、隣の普通の MBPとあんまり薄さが解らないのですね。6mmの薄さの変化はちょっと解りにくいのが残念ポイントですね。でも鞄に入れたらやっっぱり薄くて便利でしょうね。

2012年6月11日 (月)

アナログ技術者の道のはなし

アナログ技術者の道とは
 マイナビで連載された、同名の記事ですが、最終回の

「アナログ技術は業界全体で人数/知識ともども不足気味」
....「アナログ」という言葉は「レガシー」というイメージがあるとおり、はるか100年以上前から用いられてきている電子応用技術です。そういう意味では確かに古い、枯れた技術であると言えるでしょう。
しかし現代では、その技術伝承が上手くなされておらず衰退してきており、とくに中堅から若手の技術者はその人数、技術知識がだいぶ少ないという現状があると思います。

の意見は全く同感です。
 私が電子回路技術者になった頃は、いわゆる「デジタル」「アナログ」の分野の区切りはなく、デジタルICは電子回路の一部に使われる程度で、まだ A/Dコンバーターでデジタル化という時代ではありませんでした。CDやBSデジタル放送などのデジタル機器が広がるにつれ、PLL-IC や D/Aコンバーター ICなどが専用デジタルIC が広がってくると、ICの中身を理解するのではなくブラックボックスとして「使い方のノウハウを覚える」技術になってきたのかと思われます。
 勿論デジタル技術はその後 CPU の発展と共にソフトウェアで処理する、柔軟な技術として発達してきたのですが、周辺を動かすハードウェアが高速化につれて、高速伝送や反射・位相の重要性などアナログ的解析が必要になってきたのが現在ではないでしょうか?
 昔ソフト1年アナログ10年と言われて、技術者の養成の困難さが言われましたが、逆に言えば現在は、専門的に徹底して追究すれば報われる...アナログ技術者のチャンスの時代ではないでしょうか。

Saibridge
1996年South Africa のGamma自然公園で...観光用のバスにサイが近寄ってきて危なかった..。デジタルセットトップボックス開発でちょっと時間が出来たときのご褒美で、1泊のバケーションでした。


2012年6月 9日 (土)

内部抵抗のはなし

内部抵抗とは
 電源や信号発生デバイスなど電圧を発生する源にある抵抗値のことで、その大きさによって電流を流すと電圧がドロップしてしまう原因となるものです。
ハード的には
Intreg
 右図のように電池にかなり明るく光る(電流が流れる)ランプを繋いだ場合を考えてみましょう。単一電池などなら、結構明るく光ります。しかしながらリモコンなどに使う単4電池やボタン電池などを繋いだ場合はどうでしょう?同じ1.5Vの電池でもやっぱり単1電池の方が明るいですね。まして太陽電池を同じ1.5V電圧が出るようにしたものを直接繋いでも普通の太陽電池でしたら明るくつかないか、全くつきません。ランプでなくて模型用のモーターなどでも同じでしょう。やっぱり単1電池やニッカド電池のほうがパワーがありますよね。
 どうして電圧が同じなのにパワーが違うのでしょう?
それは内部抵抗が違うのです。図の V の電圧は同じで、テスターを繋いで電圧を測った場合は電流がほとんど流れていない場合にはどれも 1.5V になるでしょう。しかしながら、内部にある抵抗 Ra や Rb ...これは電池の電極の面積だったり、導体の細さだったり、そもそも電圧発生するイオンの伝送量の違いだったりします。太陽電池などは電子を発生させる量が少なくて電流を流せないこともあります。電圧降下は V = R(内部抵抗) X I(電流)なので、内部抵抗が大きいと電圧がドロップして出力電力が減ってしまいます。
太陽電池だったら、セルの面積を大きくして電子の発生量を増やすとか、パネルを並列に繋げて電流を増やすとかの工夫で内部抵抗を減らすことが出来ます。自動車のバッテリーなども古くなってきて内部の鉛に不純物が付着すると内部抵抗が増えて、いくら充電しても電圧がドロップしてきます。
ソフト的には
 そこで、内部抵抗を等価的に小さく見せる工夫がされてきました。ラジカセで大きな音を出したら、電圧が下がってCDの回転がおかしくなってしまったら困りますね。電圧がドロップしたくない部分にはあらかじめ、必要な電圧より高い電池の電圧を用意しておき、電子的にトランジスターなどでそれよりも少し電圧をドロップさせて設計し、電流が流れてドロップした分だけあらかじめ下げておいた分を減らして安定にさせるよう動作させます。12Vの電池だったら 9V位に安定化させておけば電池の電圧が変動しても大丈夫ですね。
 最近では DC/DC コンバーターなどで、電池が減ってきたり電流が流れて電圧が落ちてきても効率よく安定化することが出来ます。昔のNAKAMICHI のポータブルカセットデッキなどはそんな技術の走りでしたね。内部抵抗は電解コンデンサーなどにも存在するもので、電気を一時的に貯めたり、放出したりする上での効率や、損失にもおおきな影響があります。高周波では内部インピーダンスと呼ばれコンデンサーだけではなく、内部抵抗や内部インダクタンスまで考慮する必要が出てきます。

2012年6月 6日 (水)

デジタルICの電源ピンのはなし

デジタルICの電源ピンとは
 デジタルのゲートICや普通のオペアンプなどは、電源とグランドピンがほぼ決まっています。20120606_170500
右図の 74LS04など14Pinの場合は、7PinがGNDで14PinがVccとなり、ちょうど対角に配置されています。OP-AMPなども8Pinのものですと、4PinがGND(マイナス)8PinがVcc(プラス)とほぼ決まっていますね。
ハード的には
 ところがあんまり使わないですが、時々変な位置が GND,Vccになるゲートがあります。20120606_145317
 右図は 74LS73という2個入りJ-Kフリップフロップですが、中央の4PinがVcc,反対の11PinがGNDになっています。どうやら2つのフリップフロップを均等に配置したかったのか、高速性を追求したのかは謎ですが、同じように中央に Vcc,GNDのあるIC はけっこうあります。
20120606_145505
 右の 74LS75,74LS77 は 4Bit のDラッチです。
 これらのゲートICは他に類似品もありあまり使うこともありませんが、現在も高周波とデジタルをインターフェイスするゲートICに ECLがありますが、それらは電源電圧が違うと共に、電源ピンの位置も異なりますので、注意が必要です。Mc10el04
 右図の 10EL04は1個入りのゲートですが、8Pinであるうち 8PinVccは同じようですが、マイナス(GND)ピンの Veeは5Pinになっています。他にも 14Pinのものもありますが、14Pinが Vccであるので、同じだと思って見ると、Veeが8Pinで同じ側に電源・(マイナス電源)GNDがあります。
 通常 ECLは 0V/-5Vで動作させる場合は Vccが GND(0V)で Veeが-5Vとなりますので、ますます混乱してしまいますね。インターフェイスレベルを合わせて、Vccを5V、Veeを0Vとして使うのも1つの方法です。
ソフト的には
 他に時々 PLCCなるパッケージがあります。これは角がかけている所が1ピンかな?と思うと間違いで、その時計方向の辺の中央が1ピン(マークがない場合は大変です)で、結構悩んで配置しましたね。

20120606_165652


2012年6月 4日 (月)

エアコンよりテレビを消そう!のはなし

エアコンよりテレビを消そう!とは
 電力が足りないと、あの大阪市長も原発再稼働を容認したみたいですが、良く言われている節電のなかに「昼間ピーク時はテレビを消そう」がないのは、やっぱりテレビ局だからでしょうか?
野村総研の電力節電レポート「震災復興に向けた緊急対策の推進について」には、以下の様な表が示されています。
20120604_95316
最近の機器は待機電力も少なくなっているので、コンセントから抜いてもテレビの36分の1にしかならない。エアコンを1台止めるよりもテレビの節電効果は大きい。
 エアコンを「節電だ」といってつけないお年寄りが、熱中症で亡くなった話を聞くとほんとに正確な情報が必要だと感じます。
ハード的には
 と思って、最近のテレビの消費電力を調べてみた。価格.COMの売れ筋No1のREGZA 37Z3 は144W 待機時0.12W とあります。
そしてエアコンは売れ筋No1霧ヶ峰 MSZ-GV221-Wは消費電力 500W( 120〜 1245W)とあります。
やっぱりエアコンの方が大きいんじゃないか!と思いましたが、ふと考えると、つけた直後はフル稼働で電気を食いますが、しばらくして冷えてくればほとんど静かになりますね?あの状態はどのくらいしょうか。
ネットで調べると、「エアコンの消費電力は電源を入れて17分後にはたったの80Wになる」の記事がみつかりました。
Letsswitchofftv
送風だけなら20Wそのちょっと前が 80Wだそうです。エアコンの消費電力のカッコの中120W〜ってのはその状態でしょうか?
ソフト的には
 だったら、暑い昼間はエアコンを我慢せずに、例えば1℃ぐらい温度を上げてもつけて(しばらく前からつけて暑い日中に備えることが必要ですが)、その反対に1時〜4時までテレビを消すってのはどうでしょう?
 昔仕事でいった、スペイン領赤道直下のカナリー諸島では「シエスタ」でお昼にはみんなうちに帰って昼寝をしてました。衛星を受信してUHFで配信する事業所もお休みで、夕方4時にならないと仕事が出来なかった。でも夜は涼しくて夜中までみんな酒をのんでギター弾いて踊ってましたね。そんな生活もいいなぁって思ったりしました。

2012年6月 1日 (金)

電子レンジはどうして2.45GHz?のはなし

電子レンジはどうして2.45GHz?とは
 いわゆる工業などで、電波を使える周波数をISMバンド(ISM:Industry-Science-Medical) といいますが、その周波数割り当ては、
13560kHz (13553 - 13567kHz)
27120kHz (26957 - 27283kHz)
40.68MHz (40.66 - 40.70MHz)
2450MHz (2400 - 2500MHz)
5800MHz (5725 - 5875MHz)
24.125GHz (24 - 24.25GHz)
となっているそうです。
2.45GHz,5.8GHzは無線LANなどでも使われているように、比較的電波が外部に漏れても問題の少ない周波数帯として使われています。
ハード的には200pxmagnetron1電子レンジの高周波は右図のようなマグネトロンという真空管が自励発振して 2.45GHzで数kWというパワーを出して、食品の中の水分子を振動させる原理ですが、この「2.45GHzが水分子の振動にちょうど良い周波数である。」とずっと思っていましたが、高周波回路設計はじめの一歩 (トランジスタ技術SPECIAL)に書いてる記事を読むと、どうやらこのマグネトロンにとって都合の良い周波数であって、水分子の振動とはなにも関係が無いらしい。計算すると、2.45GHzは波長にすると 12cmぐらいなので、水分子を共振させるには確かにちょっと波長が大きすぎる。
 人間の体とか、食品とかを内部から高周波のロスで暖められるのが電波(高周波)の特性なので、温熱治療器の分野ではあまり高い周波数を使うよりも 27.120MHzのほうが人間の体にちょうどいい暖かさになるそうです。
ソフト的には
 このISM周波数は工業用に高周波ウェルダーに使われたり、プラズマを発生させる高周波電源として半導体製造にも使われているそうです。以前の開発で 2.45GHzで1KWのパワーを合成する部分が普通のテフロン基板を使ったらロスで真っ黒に焦げてしまいましたが、後で聞くと空中配線しないとダメだったそうです。数GHzの高周波になるとケーブルやプリント基板のロスも無視できなくなるのが大事なポイントですね。


« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »