R-599 AF AMP回路図追加
TRIO R-599 のスピーカーを駆動するパワーアンプ回路をSCHEMATICS に追加しました。
前身のJR-599はごくオーソドックスなプッシュプル回路とドライバと前段アンプで構成されており、R-599では出力トランジスターなどは同じですが、音質や使いかってが随分改良されています。サーミスタでの温度補償はシリコンダイオードに修正、音声帯域を強調すべく初段とドライバとの結合はコイルを使った直列共振を利用しています。さらにCW時には近接キャリア音を消すためか、端子をLowに落とすことによってダイオードでコンデンサーをGNDに接続して高域を落とすような修正が加わっています。実際に使ったり、音を聞いた訳ではないですが、599シリーズは当時とても欲しかった機械ですね。
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コメント
ナント! 時定数に電解コンデンサを、、、
ところで、パワー段のブートストラップの220Ωと470Ωですが、
値を決める法則は有るのでしょうか?
ブートストラップは使用しなくなりましたが、いまだに疑問です。
投稿: Maeda | 2011年11月22日 (火) 11時48分
実用的にはこのあたりはICになってしまいましたので、結構大容量のコンデンサーをICの出力と中間ピンに繋げるくらいしか覚えがありません。コンデンサーの容量が小さいとフルスイング近く低域で歪みましたね。220Ω側をあんまり小さくすると電源側に電圧が吸われてしまうし、470Ω側を小さくするとコンデンサーの影響がドライブ信号に影響しそうなので、真ん中くらいかな?と思ってましたが、この例では470Ω側を大きめにするみたいですね。やはり2SC734の負荷抵抗として考えるのでしょうね。
投稿: SUDOTECK | 2011年11月22日 (火) 16時09分
ありがとうございます。
投稿: Maeda | 2011年11月23日 (水) 06時40分