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2010年12月 1日 (水)

積層フィルムコンデンサーのはなし

積層フィルムコンデンサーとは
いわゆるフィルムコンデンサーですが、最近はチップタイプの小型のものも多く使われていますので、特性を調べてみました。
ハード的には20101201_10334420101201_103351
フィルムコンデンサーのメーカは多くありますが、チップタイプを生産しているのはパナソニック日立エーアイシーぐらいでした。
 周波数特性はセラミックコンデンサーと同じようにディップ点が鋭く、内部抵抗が小さいのがわかります。大容量のセラミックコンデンサーがなく、電解コンデンサーしかないころは、サイズをがまんして巨大なフィルムコンデンサーを使うしかなかったのですが、セラミックコンデンサーでは実現できない温度変化に対する特性が重要です。ほぼ容量誤差ぐらいの温度特性を実現しているのがわかります。
ソフト的には
しかしながら表面実装タイプで最も大きな容量が 1uF程度で3225サイズになってしまうので、価格の面からも発振器などの時定数を決めるには小容量での組み合わせが良いかと思います。 表面実装タイプは音質の面から、オーディオ用などに広く使われているようです。

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