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2010年12月14日 (火)

白色LEDドライブのはなし

白色LEDドライバとは
白色LEDは通常の赤・緑のLEDよりかなり高い3.2V〜3.6V程度の順方向電圧(駆動電圧)が必要です。普通は電池2本あれば 3Vあるので赤・緑LEDならそのまま、電流制限抵抗で点灯できます。白色LEDでは3本必要になるので、ちょっと大きくて不便で、できれば1本で点灯したいですね。このような用途にICの昇圧ドライバはありますが、1.5Vで動作する物はあまりありません。
ハード的には
Wled_drivePNPとNPNの2つのトランジスタを使って発振回路を構成し、負荷のインダクターの逆起電力を利用して昇圧コンバーターとして動作します。 動作原理はまず、電源ONすると2つのトランジスタはONします。すると100Pのコンデンサーに充電されるとPNPのベース電圧が上昇してOFFになります。PNPがOFFになればNPNもOFFになり、コレクタの電圧が上昇してPNPにはさらに逆方向にバイアスされることになります。このときインダクターの逆起電力と電源電圧の合計が1uFのコンデンサーに蓄積されます。インダクターのエネルギーが放出し終わると逆方向に電圧が下がり、再びPNPがONして発振を継続します。 オンになる時間は100Pと直列の10kの時定数 100PFx10K で、OFF期間はB-C間の抵抗を加えて 100P( 10k + 10k )の時定数になります。
ソフト的には
最近ディズニーランドなどで夜、イルミネーションのバッチなど 赤・緑に加え、白色や青色も加わり大変きれいな物が販売されていて、みなさんがつけています。一昔前にミッキーの蛍光管のイルミネーションのものを買ったのが、家に使われずに残っています。青色・白色のものは中に発振器とマイコンがはいっているのかな?などとつい考えてしまいます。


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