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2010年9月16日 (木)

同軸ケーブルのはなし

同軸ケーブルとは
一般のテレビアンテナなどから引き込まれている黒や白の丸い線で、内部導体が銅線で外部がアミ線になっているケーブルです。昔のUHFの線は2本の細い線が平らに繋がっていましたが、あれは 300Ωの線で、現在のテレビはほとんど75Ωの同軸線になっています。
ハード的には
絶縁素材はほとんどがPE(ポリエチレン)で低損失なものは発泡ポリエチレンを使っています。以下はケーブルの特性ですが、型番初めの数字が内部絶縁体の外径寸法、次の文字が C =75Ω ,D=50Ωで、その次の'2'はポリエチレン充実絶縁を示しています。Vは外部導体が1重のこと、2重だと'W'になります。'FB'は発泡ポリエチレン低損失タイプです。
Cable_2損失については、やはりケーブルの太さで決まります。 RGタイプの同軸ケーブルは米国陸海軍連合仕様書 JAN-C-17,MIL-C-17 及び防衛庁仕様 DSP-C-3102に準拠したもので、RGは Radio Guide /U は Universalの略です。
ソフト的には
これらよりも損失の少ないもの、高い周波数で使いたい場合はセミリジッドケーブルがありますが、曲げ半径が大きかったり、堅いので取り扱い・加工には経験が必要です。パワーが必要な場合はフレキシブル型低損失コルゲート同軸ケーブルAndrew社などの製品があります。


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