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2010年8月10日 (火)

オンボードDC/DCコンバーターのはなし

オンボードDC/DCコンバーターとは
 プリント基板上に実装できるDC/DCコンバーターモジュールのことです。 TDKラムダ(TDCとデンセイラムダが合併)、コーセルなどがよく使われています。
ハード的にはDc_dc
 3.3Vから1.8Vなど簡単な降圧用途ではオンボードでICを使って必要な部分の近くで構成することはできますが、デジタル回路とGNDを分離したい用途や、48Vなどかなり高い電圧から5V程度を利用したい場合など、入出力が絶縁されていてノイズ発生が少ないケースに入ったモジュールがなにかと便利です。基本的には外付けコンデンサーが不要なタイプが多いですが、アナログ回路に使用する時はリップルやノイズを減らすため、電解コンデンサーとセラミックコンデンサーを追加します。特に出力がパルス状に負荷電流が増える場合は出力に大きなコンデンサーが必要です。
出力電圧が足りない時は正負両電圧のタイプを-V〜+V間を使うと2倍の電圧を得ることが出来ます。さらに2個のユニットを直列接続して使うことも出来ますが、逆流防止のショットキーダイオードを接続する必要のあるものや、直列接続自体出来ないタイプもありますので、データーシートを確認してください。
ソフト的には
アナログ用の電源を使うのに例えば +12Vから 5Vにして 1A 流したい場合シリーズレギュレターで作ると ( 12v-5v)x1A =7Wもの熱損失になります。DC/DCで一度8V程度に落とせれば、熱損失は (8v-5v)x1A = 3W+α(DC/DC分)程度に抑えられます。さらにLowDropタイプのシリーズレギュレターを使えばその半分程度に抑えられますね。


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