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2010年7月22日 (木)

Drain チョークのはなし

Drainチョークとは
[ Drain choke-coil ]の略で、高周波FETのドレインに電圧を加えながら、高周波に対しては損失とならないようなコイルをつけることで、デバイスの最大出力や効率に大きく関係する部分です。
ハード的には
D_choke 比較的狭い帯域で使用する場合はちょうどλ/4の長さのパターンを作成したり、マッチングをとるため小さな値のコイルにする場合がありますが、数MHzから数GHzまでの広い範囲で使いたい場合は、数種類の値を持つコイルを直列に接続して広帯域なチョークコイルとして機能させます。 ドレインのチョークはゲートバイアスよりも電流を多く流しますので、細い線で巻きますと電圧低下が起こります。余裕を持った電流値が流せる線を使用しましょう。またインダクタンスを増やすために、低周波側のコイルはコアに巻きますが、線材の被覆がコアの角で剥がれてショートしたりしないよう、コアが絶縁されたものか線材の被覆に注意して使用します。
 注意すべき点としてはコイルの線材部分がGNDとある程度距離を持たせる点です。コイルの線材とGND間で容量を持ち不要な共振点が生まれてしまいます。また、高周波側のコイルは小さく必要な分だけ少なめに巻いた方が良く、ドレインとの接続線の長さも含めてインダクターとして動作します。 さらに2つのコイルの接続は空中で行う方が良く、パターン上ではその部分が低いインピーダンスになってしまいますので
共振点の原因にもなります。
ソフト的には
動作的にはバイアスティーと呼ばれる製品と同様に広帯域の無限インダクターでDCのみ流すものです。数GHzのアンプではデバイスが50Ωでマッチングされていて、その評価にゲート(入力側)とドレイン(出力側)にコネクタ付きのバイアスティーを使って測定してあるデーターをよく見ます。自分で基板上で製作するのはなかなか大変ですね。

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