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2010年6月30日 (水)

PhotoMOSリレーのはなし

PhotoMOSリレーとは
チップ上にLEDと太陽電池・MOS-FETを集積した小型のパッケージになっており、オンボードの機械式リレーを置き換える製品です。Panasonic社オムロン東芝などで製品化されています。
ハード的には
Photomosaqy入力はLEDなので、DC+2V以上の電圧が必要です。5V電源では470Ω以下の直列抵抗で5mA程度でONします。出力端子はMOS-FETが直列になった構成で、直流・交流ともON/OFFすることが出来、入力と完全に絶縁されています。動作速度も1mS程度と高速なので機械式では応答速度が問題な分野でも利用できます。
Pm_lineup
 多くは1A程度で1回路から4回路程度までラインアップされ、使用できる出力電圧も100V以上のものもあります。従来オープンコレクタ出力などで外部に出力されていた部分をPhotoMOSリレーに置き換えると、出力ON抵抗が0.5Ω程度と低いので引き回しを長くできたり、ノイズマージンを稼ぐことができます。またオンボード上ではデジタル信号によってアナログ電圧・電源を切り替える場合などGNDノイズを分離するためなどに有用だと考えます。
ソフト的には
リレーの種類によって出力端子が常時ONで、LEDをONした時にOFFになるタイプ 1b/2b 接点と ONした時に接続される 1a/2a 接点がありますので、品番に注意しましょう。またコントロールするLEDに流す電流も使用環境の温度変化などが予想される場合、余裕をもって多めにするのが安心です。


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